解説

21 髪を育むためのケアを
秋におすすめする3つの理由

食欲の秋、読書の秋、芸術の秋。四季の中でもとりわけ豊かな実りの季節がやってきました。気温も少しずつ下がり、過ごしやすくなる“秋”ですが、実は頭皮の悩みが増える時期でもあります。今回は秋と頭皮の関係について見ていきましょう。

▼まずはセルフチェック
□抜け毛が増えてきたと感じる
□クシ通りが悪くゴワつくようになってきた
□髪が細く柔らかくなってきた
□フケの量が多くなってきた
□鏡を見るたびに生え際や分け目が気になる
当てはまるものはありましたか?

― 今すぐ知ってほしい秋の育毛知識 ―

1-「秋は抜け毛が多い季節」の実際

ゴシゴシと髪に負担をかけるようなシャンプーや無理なブラッシングなど、過度な負荷がかかると簡単に抜けてしまう髪。一日に抜ける髪は通常50~100本といわれますが、一年を通じて一定ではないことをご存知でしょうか。抜け毛の数には季節変動があり、春先や秋に多くなるといわれています。特に秋は他の季節に比べ、抜け毛を自覚する人が多く、男女問わずその変化は急な出来事として感じられるものです。
ある研究では、ヒトの頭皮の毛包のうち、ヘアサイクルにおける成長期の割合は3月にピークを迎えてから徐々に減少し、8月から9月にかけて最も少なくなることが分かったといいます。髪が抜け落ちるのは一瞬でも、髪が育つまでには時間がかかるもの。秋は抜け毛が気になりだす前にケアを始めることが大切です

2- 夏の紫外線にも頭皮ダメージ要因がある

秋は季節の変わり目。寒暖差による自律神経の乱れなど様々な要因が重なり、ヘアサイクルが乱れることで抜け毛が増えるといわれています。特に夏の暑さによる頭皮皮脂分泌量の増加や、紫外線のダメージは抜け毛だけではなく、髪のごわつきやヘアカラーの色落ちにもつながります。
紫外線によるダメージのメカニズムは様々。活性酸素によるDNA損傷や過酸化脂質による頭皮の炎症などが引き金となって、毛包の成長期への移行が抑制されることで、結果として髪の発毛・育毛を遅らせるとの報告もあります。
夏に頭皮や髪に紫外線ダメージを蓄積させてしまったなら、秋は集中的にケアする良い機会であるともいえるでしょう

紫外線ケアはスキンケアのイメージが強い方が多いかもしれません。実は髪へのダメージや、頭皮への影響も確認されています。ケアが手薄になりがちな頭皮・髪だからこそ、季節の変わり目には状態をチェックするようにしましょう。

3- 頭皮は凝り固まる前にマッサージを

寒い季節に頭皮の硬さが気になることはありませんか?気温が低い時期には血行も悪くなりがち。頭皮の血行が悪いと髪を育てるための栄養や酸素が行き渡らなくなります。適度な刺激は毛乳頭細胞を活性化することが分かっており、頭皮の硬さを自覚することが多いなら、秋のうちに日々のケアで頭皮のセルフマッサージをプラスするのがおすすめです
シャンプー時のセルフマッサージはこちら
お風呂上がりのセルフマッサージはこちら
頭皮の血の巡りが良くなると、リラクゼーション効果も高まります。ただし、強すぎるマッサージは頭皮のダメージや抜け毛につながってしまうため、夏のダメージが残りがちな“秋”はやさしいケアを心がけてくださいね。

肩こりが気になるときは、頭皮が凝っていることも。時々、自分の頭皮の硬さをチェックしてみましょう。

このように、秋に頭皮ケアをおすすめしたい理由は次の通りです。

1- 秋は抜け毛を自覚する人が多い。髪はすぐに育たないからこそ、
  頭皮ケアは抜け毛が気になりだす前から始めたい。

2- 紫外線ダメージは髪の成長を遅らせる恐れがある。
  夏に紫外線を浴びたなら、秋は髪だけでなく頭皮もケアを。

3- 寒い季節、頭皮が凝り固まり血行が悪くなってしまう前に。
  セルフマッサージで頭皮に適度な刺激を与えてケアを。

それでは次に、秋のケアのポイントをご紹介します。


― 秋のケアで押さえたいポイントは ―

point 1 – ボリューム感の鍵は「髪密度」
チェックをするなら、ぜひヘアサロンで!

正常な毛髪には成長期、退行期、休止期からなるヘアサイクルがあります。一般的な薄毛の悩みの要因として、男性ではヘアサイクルにおける成長期の短縮による髪の軟毛化、女性は休止期の延長が見られやすいといわれています。ヘアサイクルの乱れにより髪が十分に成長できなくなると、見た目の印象に大きく差がつくかもしれません。

髪は同じ本数でも、太さがある方がボリューム感が上がり、髪密度があるように見えます。

髪全体のボリューム感が気になる場合や、そのケアに迷うときは、まずは自分の今の髪の状態を知ることが大切です。自分の目で直接見ることができるのは前頭部まで。今の髪の状況を的確に把握するなら、ヘアサロンで美容師の方と一緒にチェックすることがおすすめです。

point 2 – ケアのファーストステップ
まずは頭皮環境を整えること

どんなに優れた機能性のある成分も、頭皮の状態が悪ければ十分に行き渡らずに持て余すことに。お使いのケアアイテムのパワーを確実に発揮させるなら、まずはシャンプーでしっかりと毛穴の汚れまで落とすこと。そして汚れを落とした後、トリートメントなどのヘアケア剤をきちんと洗い流して頭皮に残留させないこと。また、頭皮に負担をかけないために肌にやさしいアイテムを選ぶことも大切なポイントです。すこやかな髪を育むためのケアは、シャンプーやトリートメントの段階から始まっているのです。

汚れた頭皮に美容成分を与えても、残留している汚れに邪魔され、十分に美容成分が行き渡らないことに。スキンケアと同じように、頭皮のケアでも最初は汚れをきちんと落とすことからスタートしましょう。

頭皮ケアをスタートさせたいあなたに
近年、科学的に証明された育毛成分をご紹介。

Vital Protect P

約10,000種類の原料の中から見出した美容液成分。

約10,000種類もの原料から絞り込んだ78成分に対し、その中から効果が期待されるものをさらに絞り込み、見出した成分。スキンケア美容液等で既に市場で用いられている中、実は育毛効果があることを発見しました。その成分が「バイタルプロテクトP」です。

年齢と共に短くなるヘアサイクルの成長期。
だからこそ、スピーディーに長く育てる成分を。

髪を作り出す毛包は特徴的なヘアサイクルを繰り返す性質があります。年を重ねるとヘアサイクルの成長期が短くなることで細い髪が増え、髪全体が薄くなったように感じられます。そのため成長期のうちに髪を早く成長させることが大切です。

2つの成長因子によるW育毛システムで
毛髪を「早く」「長く」成長させる力を秘めている。

研究を通して「バイタルプロテクトP」は2つの成長因子の発現量を増やすことが分かりました。成長因子とは体内で細胞の増殖・分化・形態変化を促すたんぱく質のこと。つまり「バイタルプロテクトP」は成長因子に働きかけることで、髪を早く、長く成長させる力を秘めた成分なのです。

※パルミトイルジペプチド-5ジアミノブチロイルヒドロキシトレオニン、パルミトイルジペプチド-5ジアミノヒドロキシ酪酸

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