美容師・理容師の方の職業病とも言われる「手荒れ」。毎日のサロンワークで手をよく使う美容師・理容師の方々にとって、手荒れは深刻な問題であり、それが原因で離職する方も少なくありません。また2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、あらゆる場所で手の消毒が求められるようになりました。私たちは2021年にこの「手荒れ」について美容師・理容師の皆さんにアンケートを実施しています。今回はその内容を詳しく見ていきましょう。
Q1:手荒れが原因で離職した人が周りにいますか?(単一回答)
今回は美容師さんおよび理容師さん140人に質問をしました。「手荒れが原因で離職した人が周りにいますか?」との問いには、「自身のサロンにいる・いた」、「自身のサロンではないが、友人・知人にいる」を合わせた約7割以上の人が「手荒れによる離職者がいる」と答える結果となりました。
Q2:あなた自身は現在、手荒れに悩んでいますか?(単一回答)
「あなた自身は現在、手荒れに悩んでいますか?」との問いへの回答は想像以上の結果に。 「季節に関係なく手荒れしている」「時期によっては手荒れしている」「手荒れしていたが今はしていない」を合わせると、約8割の人が手荒れに悩んだ経験があると答えています。
Q3:何が原因で手荒れしていますか?
していましたか? (複数回答)
Q2で「季節に関係なく手荒れしている」「時期によっては手荒れしている」「手荒れしていたが今はしていない」と答えた111人にその原因を聞いたところ、「サロンワークによるシャンプー」が約7割を占めました。サロンワークの中でも、ヘアカラー剤やパーマ剤などの薬剤の取り扱い以上に、シャンプー剤を用いた洗浄工程が原因と答える方が多い結果となりました。
Q4:日常的に手荒れのケアをしていますか?
(複数回答)
「ハンドクリーム」「手袋」を活用して対策する美容師・理容師の方は多いものの、「手荒れしにくい業務用製品を選ぶようにしている」と答えたのは、わずか7%程度という結果に。手荒れの原因は「サロンワークのシャンプー時」と考える一方で、業務で使用するシャンプーを手荒れの観点で選ぶ美容師・理容師の方は少ない結果が明らかになりました。
今回はアンケート調査を通して、コロナ禍における美容師・理容師の方々の手荒れの実態を明らかにしました。職業上、手荒れが深刻な問題と認識されるようになった現代でも「手荒れ」に悩む方が多くいることが分かります。近年は感染症対策から手洗いやアルコール消毒の機会が増え、私生活に於いても「手」にはさらに過酷な環境となりました。シャンプーなどの施術の際には「手袋をする」、日常的に「ハンドクリームでケアをする」に加え、「手荒れしにくい業務用製品を使用する」も可能な対策の一つかもしれません。
私たちは、美容師・理容師の方々を手荒れから守ることができるように、「肌へのやさしさ」を追求したシャンプーを開発・提供し続けてきました。
2022年7月、およそ18年ぶりにリニューアルしたヘアケアブランドRe:>>>。
ぜひ皆様の手でお試しください。