解説

02 注目の若返り成分とは?!話題の成長因子の秘密に迫る。

化粧品に配合されたり、美容医療で使われたりと、少しずつ耳にすることが増えてきたキーワード「成長因子」。「増殖因子」や「細胞増殖因子」などとも呼ばれますが、成長因子は加齢に伴い減少するため、若返りのための注目成分です。

  1. 成長因子(グロスファクター)とは?
  2. 数多く存在する成長因子
  3. 加齢に伴い成長因子は減少する
  4. 成長因子様成分の機能性ペプチド
  5. 成長因子の産生を促すバイタルプロテクトP(ペプチド)

成長因子(グロスファクター)とは?

成長因子(グロスファクター)とは、動物の体内で特定の細胞の増殖・分化を促進するタンパク質の総称です。毛髪の細胞や肌細胞、骨、筋肉など身体の全てに多くの成長因子が存在し、傷の修復や毛髪などの生成を促しています。

数多く存在する成長因子

代表的なところで肌に関係する成長因子は、EGF、IGF、FGFなどがあります。

①EGF
表皮細胞成長因子です。ターンオーバーを司る表皮幹細胞に指示を出すことで、表皮細胞を増殖させます。

②IGF
インスリン様成長因子です。損傷を受けた細胞の再生を助けることで、皮膚を再生させる働きがあります。

③FGF
線維芽細胞成長因子です。真皮の中にある成長因子で、真皮幹細胞に指示を出し、線維芽細胞を増殖させます。

加齢に伴い成長因子は減少する

成長因子の一種IGF-Iは、成長因子量を調べるときの大切な指標となります。

成長因子は加齢とともに減少し、思春期をピークに20代後半から急激に分泌が減少してしまうとも言われ、不足することで老化や薄毛の原因になると考えられています。若い頃と比べて傷の治りが遅かったり、髪が薄くなったり、肌が衰えるのは成長因子の減少がその一因とも言えるでしょう。

成長因子様成分の機能性ペプチド

加齢に伴い減少する成長因子を補うために、化粧品では様々な機能性ペプチドが採用されています。そもそもペプチドとは、タンパク質が最終段階のアミノ酸になる直前の物質。アミノ酸が複数つながっている状態のものです。人の体にとくに有効な働きをするものを「機能性ペプチド」といいます。成長因子も、ある細胞に対して特別な機能を持つペプチドですので、機能性ペプチドとも言われています。

成長因子の産生を促すバイタルプロテクトP

アジュバンコスメジャパンでは、数年の研究を経て、成長因子の産生を促す成分を見出しました。それがバイタルプロテクトPです。この成分は元々スキンケアの化粧品原料として世で用いられている2つのペプチドの混合物原料でした。アジュバンコスメジャパンでは様々なスクリーニング工程を経て、皮膚作用だけではなく、頭皮への作用がある原料であることも解明しました。この成分は毛乳頭内の2つの成長因子を産生促進させることで、すこやかな頭皮環境へと導く働きがあります。女性と男性の未来の髪を守る、期待の成分なのです。

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