解説

01 美しい髪を育むために欠かせない「タンパク質」の基礎知識

タンパク質は美しい髪づくりに欠かせない栄養素です。
今回は、髪とタンパク質の関係について、焦点をあててみます。

  1. タンパク質とは?
  2. アミノ酸やペプチドによって作られるタンパク質
  3. 髪もタンパク質でできている?!
  4. 細胞の分化や増殖を促すタンパク質(ペプチド)の総称「成長因子」
  5. 成長因子を促すバイタルプロテクトP(ペプチド)

ニューノーマルな時代、自分の時間を大切にする「おこもり美容」が話題になってから数年が経ちました。そのような中で、プロテイン(タンパク質)による美容ケアが注目されつつあります。ダイエットや筋トレで重視されがちな「タンパク質」ですが、実は美しい髪づくりにも欠かせない栄養素の一つ。今回は、髪とタンパク質の関係について、焦点をあててみましょう。

タンパク質とは?

人間の身体は60%以上が水分とされていますが、それに次ぐ約20%は「タンパク質」で構成されています。水分を除くと、重量の約半分はタンパク質が占めているといわれ、筋肉や骨、臓器、皮膚、爪、髪などもタンパク質が主な構成要素であることからタンパク質は身体をつくる上で、非常に大切な物質ともいえます。

アミノ酸やペプチドによってつくられるタンパク質

このタンパク質は全て、たった20種類のアミノ酸が数千~数万個連なり、構成されています。アミノ酸が2~50個連なったものをペプチドといい、アミノ酸が50個以上連なったものをタンパク質といいます。このようにして見ると「人間の身体はアミノ酸からできている」ともいえます。

髪も「タンパク質」でできている?!

わたしたちの筋肉やお肌をつくるのに大切な「タンパク質」ですが、毛髪においても欠かすことができない存在です。毛髪ではおよそ8割が「ケラチン」と呼ばれるタンパク質で構成されているといわれています。
人の身体は20種類のアミノ酸で構成されていますが、毛髪はそのうち18種類のアミノ酸からなりたっています。しかしアミノ酸の中には「必須アミノ酸」と呼ばれる生命活動のために必要でありながらも体内では作ることができないアミノ酸もあります。毛髪に必要な必須アミノ酸も、食事などで体内に取り込まなければ毛髪が傷んだり育たなかったりするわけです。

細胞の分化や増殖を促すタンパク質(ペプチド)の総称「成長因子」

アミノ酸やペプチド、そしてタンパク質は、体にとって重要なエネルギーであることは先の説明でお伝えしましたが、実は栄養素としての働きだけではなく、体の中では指示系統としての働きもあります。

「成長因子」という言葉を耳にしたことはありませんか?

成長因子とは人間の体内において、特定の細胞や分化を促すタンパク質の総称です。別名「増殖因子」「細胞増殖因子」などとも呼ばれています。
加齢に伴い、増殖する細胞数が減るだけではなく、細胞そのものへの指示量が減ってしまうため、いわゆる「衰え」が出てきてしまうのです。

成長因子の働きを促すバイタルプロテクトP(ペプチド)

アジュバンコスメジャパンでは、数年の研究を経て既存の化粧品原料の中から成長因子を促す働きを持つ成分を見出しました。それが「バイタルプロテクトP(ペプチド)」です。バイタルプロテクトPは、元々スキンケアの化粧品原料として開発された2つのペプチドの混合物原料。様々なスクリーニング工程を経て、この原料が化粧品原料のなかで皮膚作用だけではなく、頭皮のすこやかさを育む原料であることを解明しました。この原料は毛乳頭内の2つの成長因子を産生促進させることで、すこやかな頭皮環境へと導くことが分かっています。頭皮トラブルで悩む女性のみならず男性にとって、未来の髪を守るには画期的な存在なのです。

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