「頭皮トラブルを抱える人の明るい未来を守りたい。」そんな想いで立ち上がり、機能性ペプチドの育毛効果を見出したアジュバン研究員の中村。長年頭髪化粧品の開発に携わり、一つひとつの原料に着目し、お客様の安心と効果を追い求めた軌跡を追いました。
この手で未来を守りたい。
原料探索にかける研究員の想い
こんにちは。頭皮や肌、そして心も敏感な取材スタッフAです。巷にあふれんばかりの化粧品が存在し、何をつかっていいか分からない。でも自分の髪や肌に合うモノを使用したいし、効果はもちろんあってほしい。そんなわがままな想いに応えたアジュバン研究員中村さんに、効果を見出した機能性ペプチドを深く深く、聞いてみました!
早速ですが、何をどう見出したのでしょうか?わたしのような敏感肌も大丈夫ですか?
中村 : いきなり来ましたね!一つひとつ説明しますので…
まず今回、化粧品成分の中から育毛効果を発見しました。そもそも化粧品成分は約15,000 種類ほどあり、原料だとそれ以上にもなるんですが、その中から効果のある原料を、国内有数の研究機関と共に発見しました。
そんなにあるんですね。でも既に世にたくさんの育毛剤があるのに、なぜ敢えて膨大な中から新たに探し出そうとしたのでしょうか?
中村 : わたしは頭髪化粧品開発を日々業務にしているんですが、育毛剤が肌に合わない方に出会うことが、結構多いんです。わたしの知人でも薄毛に悩んでいるけど、肌に合わないので使用できず育毛剤をあきらめて、頭を抱えている人は多くて。やさしさを長年追い求めてきたアジュバンだからこそ必要性を感じたんです。
なるほど!それが開発動機となったんですね。そこから具体的にどのように取り組まれたのでしょうか?
中村 : 「やさしさ」を追い求めすぎても、効果がなければ意味がない。そこでお客様の「未来の髪」を守るには、すでに世で効果が見出されている原料では守りきれないと考え、「やさしさ」と「機能性」の両方を叶える成分を膨大な化粧品原料から探索をしました。
従来の研究プロセスとの違い
あの~先ほどから原料探索というワードが出ていますが、すこし難しくて…
中村 : 勝手に進めてしまいましたね。化粧品などを作るときは、わたしたちは原料メーカーから化粧品原料を購入し、それを基に処方を作ります。料理を作るときに、ニンジンやお米などの食材から作ることはないですよね。スーパーで食材を買ってきて、レシピで料理を作るのと同じように、わたしたちも化粧品原料を購入し、処方というレシピで化粧品を作ります。
今回、原料選定はするものの、その前段階にて新しい機能性を膨大な化粧品原料から見出すところから始めました。同じニンジンでも産地が変われば甘みが変わるように、様々な成分や原料から効果のある原料を探し出しました。
効果も高く、そしてやさしさを見出すために
膨大な化粧品原料から効果を見出すって。途方もないですね。
中村 : そうですね。なんだかんだ2年以上時間がかかってしまいましたね。
皮膚科学の視点から一つひとつ丁寧に選別をしたうえで、様々な試験を実施しました。ヒトと同じ細胞を用いて人工的な環境で有用性を確認したり、PCRを用いて遺伝子レベルで有用性を確認したりと、時間も手間もかかり、とても大変でした。
2年もかかってしまうんですね。長い長い歳月が!
中村 : 一度の実験で3か月ほどかかることもあるんです。頭皮に育毛剤を塗っても、すぐに髪が生えてくるわけでは無いことと同じで、継続的に実験を行って変化を観察しなければなりませんので。確実性をみるために約3年の月日が必要でした。
前途多難ではありましたが、お客様の「使ってよかった」という声をいただいたときは、何よりもうれしかったです。
美容師だからこそできる育毛ケア
日々多くの髪に接する美容師だからこそ最適なタイミングで最適なケアを提案でき、お客様の未来の髪を守ることができます。だからこそ、今回中村さんが歳月をかけて見出した効果を元に、やさしさと効果実感をもった育毛剤の開発を進めていかれるとのこと。明るい未来を照らす中村さんに感謝です。
アジュバンコスメジャパン 取材スタッフA : 髪の変化に気付き始めた肌も心も敏感な30代。トコトン突き止める性格で日々ギモンに思うことを追い続けている。
※パルミトイルジペプチド-5ジアミノブチロイルヒドロキシトレオニン、パルミトイルジペプチド-5ジアミノヒドロキシ酪酸
*所属・部署名・記事内容は取材当時のものです。